2025/06/02 16:15
今アジアで一番ウイスキー愛好家の熱量が高い韓国マーケット。その韓国初のインディペンデントボトラー、WhiskyNaviがコミュニティメンバー限定でリリースした特別なグレンゴインを、日本ではコマスピがエクスクルーシブに販売することになりました!
長年グレンゴイン蒸溜所で働いた職人が引退する際に蒸溜所から贈られた特別な樽、それもファーストフィルのオロロソ、パンチョンでもなくバットでもないホグスヘッドを譲り受け、カスクストレングスでボトリングしたものです。
このコミュニティリリースは、WhiskyNaviの創立当時から共に歩んできた限られたコミュニティメンバー向けに、WhiskyNaviのチャレンジスピリットを反映する最高のクオリティのカスクを感謝の気持ちを込めて選んで年に一、二度ボトリングされるもので、本国では完売しています。
今週末6月8日開催されるウイスキートーク福岡のWhiskyNaviブース(81番)でご試飲いただけます。
甘酸っぱさと旨みが口の中いっぱいに広がる、ボトラーリリースの少ないグレンゴイン、ぜひブースにお立ち寄りの上お試しいただけますと幸いです。
(ウイスキートーク福岡ではサンプルボトルをご試飲、ご予約いただけます)
グレンゴイン 2009/2025 16年 1stフィルオロロソホグスヘッド 54.7% 税込¥39,800
(24本限定、ウイスキートーク福岡で先着12本予約受付、6月12日ごろ一般発売予定)
テイスティングノート
ノーズ
強いシェリーのニュアンスから始まり、複雑なベリーのジャムのような甘い香り、バターのような柔らかいオイリーさが広がる。
そして熟成された上質なバルサミコがふんわり感じられる。夕張メロンのような甘みが加わり、オリーブのグラッシーなハーブのニュアンスが調和する。
最後にほのかなチョコレートの甘みが漂い、時間が経つにつれハチミツのような豊かなフローラルな香りがサルビアを思わせる印象を残す。
パレット
口に含むと最初にまず酸味を感じるが、すぐに穏やかな甘みにとって変わる。
軽やかなテクスチャーにベルベットのような滑らかさが感じられ、口の奥にわずかに香味が残る。
息を吐くとチョコレートのような甘みが際立ち、ノージングとは異なる印象を与える。
口の中で転がすとほのかな苦味が広がり、後味にはオリーブのようなウッディなニュアンスが調和する。
フィニッシュ
度数の割に軽やかな質感で飲みやすく、シェリーカスク由来のベリーのニュアンスが控えめに穏やかに広がる。
口の中にはわずかにパウダーが一瞬感じられるが、他の風味に溶け込みすぐに消え、瓶詰めのオリーブを食べた後のようなすっきりとしたミネラル感となめらかさが続く。
最後にミックスナッツのような香ばしさが余韻を残し、口の中に酸味のニュアンスがわずかに感じられる。
WhiskyNavi : 韓国を代表するインディペンデント・ボトラー
WhiskyNavi(ウイスキーナビ)は、2020年に創設された韓国初かつ韓国を代表するインディペンデント・ボトラーとして、創設者である千寬浩(チョン・グァンホ、日本では親しみをこめて“千(せん)さん”と呼ばれる)氏のリーダーシップのもと、ストーリー性のある高品質のウイスキーを提供しています。
2020年の初リリースグレンバーギー13年に始まり、2023年に創業3周年を記念してボトリングされた長期熟成アイラの魅力を凝縮したブルイックラディ20年、2024年の
「熟成年数と品質は必ずしも比例しない」ことを証明するためにリリースした実験的なトバモリー8年など、多彩なラインナップで世界のウイスキーファンを魅了してきました。
これまでのラインナップ(約90種)はこちらでご覧いただけます。
https://www.whiskybase.com/whiskies/bottler/93152/whiskynavi
創業者千寬浩氏のウイスキーへの情熱と古くからの日本とのつながり
2000年代にウイスキーの魅力に取り憑かれた千氏は、2010 年から毎月勉強会を開催、そこでウイスキーに真剣に取り組む仲間と出会いました。その一人が韓国で自らの名前を冠したウイスキー蒸溜所、キムチャンス蒸溜所を設立した金昌洙氏です。千氏は家業である貿易業のバックグラウンドを活かしキムチャンス蒸溜所設立時から設備やモルト、樽などを調達する役割を果たします。その過程で「韓国初のインディペンデント・ボトラーになろう」と決意し準備を開始。キムチャンス蒸溜所の創業開始と同じ2020 年にWhiskyNavi初のボトリングを実現しました。
また千家の家業は日本とのつながりの深いアパレル貿易ビジネスで、幼少期から日本文化に触れ日本語も堪能、現在も多くの日本の蒸溜所やバーテンダーの皆さまと積極的に交流しています。
ボトリングの特徴と選定基準
WhiskyNaviは現在約500樽のストックを保有。その半数以上が将来のリリースを見据え、比較的若い原酒を厳選された良質な樽に詰めたもの。選定の際に最も重視するのは「しっかりした甘味のベースがあるかどうか」。甘味が不足すると他の要素で補えない上、ケミカルやフローラルなど個性的な香味も、甘味を中心にバランスしてこそ魅力が引き立つと考えています。
また王道のリリースに加え、独自のエクスペリメントやストーリー性の強いボトルも多く、その品質と創造性が評価されています。
若い世代にウイスキーの魅力を伝えるために教育的コンテンツを積極的に発信
WhiskyNaviではInstagramやYouTubeなどを活用して、自社製品のプロモーションだけでなく蒸溜所の歴史やウイスキーの熟成に関する科学的な知識を深めるためのコンテンツなども積極的に発信しています。特にコロナ以降の「宅飲み」文化の隆盛により若年層のウイスキー愛好者が急増したのと同時にバーで知識を得る機会が減ったため、知識や情報を正しく伝える責任があるとの考えから、まさにウイスキーのナビゲーターとして教育的コンテンツを積極的に発信しています。
今後の日本でのリリース予定
WhiskyNaviでは、日本市場においても積極的な展開を予定しています。
その独自性と品質を日本のウイスキー愛好家に知っていただくため、今回少量限定でリリースされるグレンゴイン16年ヨーロピアンオークオロロソホグスヘッドフルマチュアードに加え、
有楽町キャンベルタウンロッホ/コマスピとのコラボレーションボトリング「グレンバーギー 1995(30年熟成)バーボンホグスヘッド」
「ストラスアイラ2005(20年熟成)バーボンホグスヘッド」
などのリリースを予定しています。
ぜひご期待ください!